上方落語界に新たな風を吹き込む女性落語家、桂二葉(かつら によう)さん。
彼女の経歴や活動はもちろん、その趣味や人柄にも多くの注目が集まっています。
特に、アニメ『じゃりン子チエ』の鑑賞を趣味として挙げる点からも、彼女の親しみやすい魅力が垣間見えます。
本記事では、桂二葉さんの経歴や落語家としての活躍ぶり、趣味や受賞歴までを詳しく掘り下げます。
プロフィール
本名:西井史(にしい ふみ)
生年月日:1986年8月2日
出身地:大阪府大阪市
血液型:O型
身長:166cm
出囃子:いっさいいっさいろん
所属:上方落語協会、株式会社ステッカー
桂二葉さんは、親しみやすいトレードマークである「おかっぱ頭」と「甲高い声」を持ち、上方落語の伝統を守りながらも、現代的な視点を落語に取り入れたスタイルが特徴的です。
特に「女性初」というキーワードが彼女のキャリアにおいて重要な意味を持っています。
学歴と落語家としての道への一歩
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学歴
桂二葉さんは、伝統文化や芸術を深く学んだ背景を持っています。
- 高校:樟蔭東高等学校(現アナン学園高等学校)
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- 大学:京都橘大学 文学部 文化財学科(仏像専攻)
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大学時代に、文化財や仏像に関する学びを深めたことが、後の彼女の独特な語り口や物語構築に影響を与えていると言われています。
大学在学中に笑福亭鶴瓶さんの落語に出会い、その語り口に感銘を受けたことが、落語家を目指すきっかけとなりました。
落語家への転身
大学卒業後、一度はスーパーマーケットの青果部で正社員として勤務。
しかし、落語家になる夢を諦めきれず、2011年3月9日に「京の噺家」として知られる桂米二(かつら よねじ)師匠に入門しました。
入門後、わずか半年後の2011年9月6日には初舞台を踏み、その舞台で「道具屋」を披露しています。
桂二葉の受賞歴:女性初の快挙と新しい風
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桂二葉さんは、多くの受賞歴を持ち、そのたびに落語界に新たな注目を集めています。
- 2021年:NHK新人落語大賞(女性初の大賞受賞)
- 2022年:第17回繁昌亭大賞
- 2023年:
- 第77回文化庁芸術祭賞 関西文化圏ニューパワー賞
- 第40回 咲くやこの花賞
- Forbes JAPAN WOMAN AWARD 2023 個人部門賞
- 京都府あけぼの賞
特に2021年のNHK新人落語大賞での受賞は、古典落語における「女性の壁」を打ち破る快挙でした。落語家としての実力が評価されたことはもちろん、観客を引きつける表現力や語り口が、審査員や観客から高い支持を得ました。
この受賞を機に、女性落語家としての可能性を大きく広げる存在となりました。
活動内容:寄席からテレビ、ラジオまで
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桂二葉さんの活動は、落語の舞台にとどまりません。多岐にわたるフィールドで、その魅力を発揮しています。
寄席と独演会
桂二葉さんは、天満天神繁昌亭や京都の寄席などで定期的に高座を務めるほか、全国各地で独演会を開催しています。
古典落語の伝統を忠実に守りながらも、彼女ならではの視点を取り入れた演目が特徴です。
メディア出演
テレビやラジオなどのメディアにも積極的に出演しており、以下のような番組で注目を集めています。
- NHK総合「あなたのブツが、ここに」
- MBSラジオ「サンデーライブ ゴエでshow!」
- フジテレビ「ぽかぽか」
その他の活動
さらに、ナレーションやCM出演でも活躍しています。特に「Microsoft」や「サントリー」などの大手企業のCMでは、その独特の声と親しみやすさで商品の魅力を伝えています。
趣味:アニメ『じゃりン子チエ』と果物シール集め
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桂二葉さんの趣味は非常にユニークです。
中でも、アニメ『じゃりン子チエ』の鑑賞は、彼女の個性を象徴するものと言えます。
趣味一覧
- くだものシール集め:果物に貼られたシールをコレクションするという、珍しい趣味を持っています。
- お料理:普段から自炊を楽しんでおり、その腕前も確かです。
- ラジオ鑑賞:ラジオを通じて新たな感性を養っています。
- 喫茶店巡り:落ち着いた空間で自分の時間を大切にするスタイル。
- アニメ『じゃりン子チエ』鑑賞:チエの頑張る姿や人間模様に感銘を受けているとのこと。
アニメ『じゃりン子チエ』の鑑賞は、彼女の落語に影響を与えていると考えられます。
ユーモアのセンスや人情味のある語り口は、この作品から得たインスピレーションかもしれません。
まとめ
桂二葉さんは、女性初の大賞受賞という快挙を成し遂げただけでなく、寄席やメディアでの活躍を通じて、落語界の枠を広げる存在です。
彼女の個性的な趣味や活動は、伝統芸能である落語をより身近に感じさせる要素となっています。
これからも落語界に新たな風を吹き込む桂二葉さんの活躍から目が離せません!
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