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HSPの人で長く仕事が続かず、転職を繰り返してしまうことに悩む人は少なくありません。
HSP気質を持っていても、一つの仕事で長く続いてる人はどんな仕事をしているんだろうと、気になる方もいるかと思います。
そこで、50人のHSPさんに3年以上長く続いた仕事や、逆に続かなかった仕事は何なのかインタビューをしてみました。
他のHSPさんはどんな仕事だと続いているのかを知り、長く続けられそうな適職を見つけるための参考になれたらと思います。
HSPさん50人に仕事についてアンケートを取ってみた
50人のHSPさんに仕事に関して、以下のアンケートを取りました。
1:3年以上続いた仕事は何ですか?
2:仕事を続けられた理由は?
3:3年以上続かなかった仕事は何ですか?
4:仕事が続かなかった理由は?
アンケートはクラウドソーシングの「ランサーズ」で行いました。
質問1:3年以上続いた仕事は?
「3年以上続いた仕事」を聞いてみたところ、以下のような回答が得られました。
- IT・Web系(プログラマー,Webマーケター,デザイナー,ライター等)・・・10名
- 接客・飲食(アパレル,飲食店,コンビニ等)・・・9名
- 事務・・・7名
- オペレーター・・・2名
- 専門職(理学療法士,カウンセラー等)・・・2名
- 介護・・・2名
- 清掃・・・1名
- 教員・・・1名
- 新聞配達・・・1名
- 警備員・・・1名
- 保育士・・・1名
- 製造業・・・1名
- 観光業・・・1名
- 理容師・・・1名
3年以上続いた仕事は、IT・Web関係、接客・飲食関係、事務がTOP3でした。
IT・Web関係や事務が多いのはイメージ的に納得しやすいですが、接客・飲食関係の割合も多かったのは意外でした。
質問2:仕事を続けられた理由は?
3年以上仕事を続けられた理由についても、それぞれ聞いてみました。
IT・Web関係
【プログラマー】
自分のペースで出来るのが一番大きいですが、自分の集中できる環境に居られるのも大きいです。
【Webライター】
在宅で働けて、一人で黙々と作業できるため、気分が安定している。
参考:Webライターの仕事内容とは?必要なスキルや平均年収を解説
【Webデザイナー】
部署に私一人しかいなかったため、人に相談することなく自由に仕事を進められたからです。
【Webマーケター】
在宅で働くことができ、一人で作業することが多いので、気が楽だから。マーケティングの仕事は深く考えることが好きな自分にとっては適職で、ゲームのような感覚で楽しいです。
参考:Webマーケターの仕事内容とは?必要なスキルや平均年収を解説
接客・飲食
【飲食店アルバイト 】
気が合う方と働くことができ、作業に集中する時とリラックスする時ではっきり分かれていたので場に戸惑いづらかった。徒歩数分の近所に職場があったため。
【アパレル販売員】
基本的に店番は一人であり、極端に忙しい事も稀だったため気が楽だった。シフトを柔軟に調整してもらえたので休みが取りやすかった。接客は一期一会の会話なので、気を遣いすぎる事なく楽しんで働く事ができた。
【雑貨屋】
元々お客さんが少ない店舗であったのと、知人が働いているため。
事務
【事務】
職場に人が少なく勤務中は事務所に自分一人しかいない事が多いため、人に気を使わなくていいからだと思っています。
【事務】
少人数の職場で家族のような感じでした。それぞれ思いやりのある人ばかりで少なからず自分の意見を出しやすかったので長く続いたのだと思います。
製造業
【食品製造・機械製造】
人と関わることは苦手だが、正しい作業を身につけられれば周りに認めてもらえる。単純な作業が多いので周りと連携がとりやすい。
清掃
【清掃】
一人で作業することが多いですし、話すことが少ないのでストレスが少ないのが良いです。
警備員
【警備業】
たまたま内部の人間の性格が自分と合ったため。多人数の会社が苦手なので、少人数であったから。
質問3:続かなかった仕事は?
次に、3年以上続かず、短期離職をしてしまった仕事について聞いたところ、以下のような回答が得られました。
・コールセンター・オペレーター8名
・営業・・・7名
・事務・・・6名
・接客・飲食・・・4名
・工場のライン作業・・・1名
・保育士・・・1名
・保険・・・2名
・受付・・・1名
・その他・・・
結果を見ると、コールセンターや営業といった、多くの人と関わる仕事は長く続けられなかった人が多いようでした。
質問4:仕事が続かなかった理由は?
オペレーター・コールセンター
【オペレーター】
毎日何件もお客様からの質問やクレームに答える事が苦痛だったのと、聴覚過敏の症状があるため電話の着信音が苦痛だったためです。
【コールセンター】
繊細な自分にとってはストレスが溜まる仕事で続けられませんでした。
営業
【営業】
営業職は、様々な人と接することが多く、時には押しが強い態度をとらなければならないことがありました。これはHSP気質の私にとってストレスが大きく、疲労が溜まりやすい環境でした。また、競争や成果を追求する職場の雰囲気も私には合わなかったため、別の仕事に転職することを決意しました。
【保険営業】
ノルマがあるのでいつもプレッシャーを感じて辛かったです。お客様と上手にコミュニケーションをとることができず、仕事がスムーズに進まなくなりストレスが溜まって心身ともに疲れ果て続けられませんでした。
【電話営業】
ランダムに知らない家に電話する営業の仕事でストレスが溜まっていました。
事務
【事務】
毎日同じ仕事場で、同じ顔触れの人たちと顔を突き合わせて仕事していることに耐えられなくなったから。
【事務】
職種というより、職場の社風が影響すると思います。体育会系の会社が苦手です。あとはずっと監視されているような環境は気になってとても疲れてしまいます。気分屋の上司だと周りの空気やその人の機嫌に気を遣いすぎてしんどいです。
接客・飲食
【飲食店】
飲食店の忙しさが性格に合わず、少しでも先輩の機嫌が悪いとオーダーを取る時にも焦った。キッチンに入ってもよくミスをしていた。怒られるので余計にパニックになり、ストレスが溜まって体調崩したため。
【アパレル】
ファッションに興味があり入社したが、お客様とのコミュニケーションや圧が強い店長と合わず続けられなかった。
アンケートから分かったHSPに向いている仕事と向かない仕事
HSPに向いている仕事
HSPの人で3年以上続いた仕事の多くが、「人と関わることが少ない仕事」でした。
在宅で自分のペースで仕事がしやすかったり、職場の人数が少なくて人と関わることが少ないといった仕事が向いているHSPさんが多いようです。
もちろん、人と多く関わる仕事でも長く仕事が続いているHSPさんもいますが、割合的には人との関わりが少なくて済む仕事の方が向いてそうな人は多いです。
関連:【HSP向け】人と関わらない仕事12選|人間関係が苦手な人の働き方
HSPに向かない仕事
逆にHSPさんが長続きせず、向かないと感じている仕事は「お客さんや社内の人とのコミュニケーションが多い」という傾向があります。
営業は特に人との関わりが多く、またノルマといった社内の人間からのプレッシャーがストレスとなり、長続きしない人が多いようです。
HSPさんは繊細な気質があり、周りの人の影響を受けやすいため、人と多く関わるような仕事は精神的な負担となりやすいです。
自分に合った適職の見つけ方
他のHSPさんはどんな仕事が向いている、向いていないと感じているのかご紹介してきましたが、やっぱり自分はどういった仕事が適職なのか分からないという方もいると思います。
そういった人は、適職診断を受けてみるのがおすすめです。
適職診断は無料のアプリがたくさんあり、自分がどんな仕事が向いているのか自己分析するために便利です。
適職診断のアプリはいくつかありますが、ミイダスはどんな職種が自分に合うかなどの診断が簡単にできるので、自分に向いている仕事を探したい人にはおすすめです。
無料で適職診断ができるため、適職を見つけたいHSPの人は一度試してみるといいかもしれません。
\自分の適職が分かる!/
また、その他の適職診断におすすめのツールは以下の記事が参考になります。
⇒【正確で当たる!】無料で登録なしの適職/職業診断おすすめ12選 | 新卒・転職者の評判,比較一覧も
まとめ
HSPさんが長く続いた仕事と、続かなかった仕事についてご紹介してきました。
今回の内容をまとめると以下の通り。
・HSPさんはIT・Web関連、事務、専門職の仕事をしている人が多い
・3年以上続いた仕事は、IT・Web関連、接客・飲食、事務等
・3年続かなかった仕事は、コールセンター、営業、事務等
・長続きした仕事は「人との関わりが少ない」傾向がある
・続かなかった仕事は「人との関わりが多い」傾向がある
HSPといってもそれぞれの人で性格が違うため一概には言えませんが、「人との関わりが少ない」仕事は長続きしやすい傾向があります。
逆に営業やコールセンターといった、人とのコミュニケーション能力が求められる仕事は長く続かないという傾向があります。
自分には仕事が向いていないと感じている人でも、仕事や職場を変えたら、長続きできる適職に出会えるかもしれません。
今回のアンケート結果を参考にしてみて、自分に合いそうな仕事を確認してみてください。
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